慶雲寺
㉜慶雲寺
- 祥光山 慶雲寺は、慶雲4年(707年)、祥光山(現 勝光山)寺床に天台宗の修行道場として配せられた12坊のうちの1坊で、正安(1299~1301年)以降に三河内へ下り今日に至っているといわれています。
- 境内には、三子山城主の三河内氏の二代墓塔があり、寺山には三河内八十八箇所(お大師様)があります。
- 慶雲寺からは、眼下にヒゴタイ等のぼにばなの咲く丘があり、正面に勝光山、三子山、カンナ残丘などが一望できるビューポイントとなっています。
- 「慶雲寺 山里響く鐘の音」・・・比和っ子・比和の宝かるた
慶雲寺シラカシ林
- 庄原市指定天然記念物
- 根本周囲3.8mをはじめとするシラカシが純林を作っています。
- シラカシ林は、モミーシキミ群落においてモミやツガと混生し、標高400m以下ではモミを伴わない純林が見られるとのこと。
- 慶雲寺の場合、標高580mの高所にあってシラカシの純林が形成されているという点で植生的に珍しく、広島県内に自生する林としては北限とされています。
三つ子山城主二代墓碑
- 慶雲寺の本堂裏側に、高さ195cm、幅60cmの自然石へ三子山城主の三河内通忠と通景の法名が並記された二代墓碑が、三つ子山が眺望できる場所へ建立されています。
ぼにばなの咲く丘
- ヒゴタイは、その昔、ぼにばな(盆花)として盆の供花に使われていました。
- ヒゴタイという極めて珍しい植物が豊富にあった自然環境と、ヒゴタイを供花にするという文化は、人と自然が共存する豊かな里山の象徴といえます。
- ぼにばなの咲く丘は、更に、自生地の遺伝的多様性に配慮しながら、地域住民によって保全活動が行われています。
- 「瑠璃色の花びら開く花ヒゴタイ」・・・比和っ子・比和の宝かるた
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