勝光山

㊵勝光山


  • 庄原市比和町三河内と川北との境にある山(標高947m)です。見る方向からは山頂が双峰になっている美しい山です。
  • 川北では「勝甲山」、三河内では「祥高山」と書いていたといわれています。
  • 古名は「正香山」で、正香山祇命(マサカヤマズミノミコト)という山の神の鎮まる山であったとされています。
  • 天台宗が盛んであった頃、この山は修行僧の集まる聖地になり、その坊12に及ぶ盛況ぶりと記されていますが、やがて乱世となり廃壊し、その霊仏は近くに移されたとされています。
  • 古書のひとつに、その12坊は比和町のもので、慶雲・城福・正福・大福・栄昌(永昌)の諸寺が記され、別書には、神宮寺・浄土寺、三日市の勝光寺などもあげられているものの、真偽のほどはさだかでないとされています。
  • また、勝光山はろう石の産地です。昔は、八角石とか六角石といって名産になっていたそうですが、ろうに似た触感があるので、後に、ろう石になったといわれています。

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